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2007年06月02日

クニウムチン:エチゼンクラゲから、抗菌・保湿作用ある新物質 医薬品や化粧品に活用

日本海で大発生が問題になっているエチゼンクラゲから、抗菌や保湿作用を持つとみられる新物質を、理化学研究所などのグループが発見した。大量に抽出でき、医薬品や化粧品などの材料として実用化を目指す。実現すれば、漁業被害や処理に苦労する沿岸各地にとっても朗報となりそう。成果は1日付の米化学会・薬学会の学術雑誌(電子版)に掲載される。

新物質は、人間の唾液(だえき)や鼻水、胃液などの主成分「ムチン」とよく似た構造を持つ化合物。ムチンには、ウイルスや細菌に吸着して感染力を弱め、体外に排出する作用がある。牛の唾液などから抽出するムチンは既に、食品添加物や胃腸薬に使われている。グループは新物質にも同様の働きがあるとみており、「クニウムチン」と名付けた。

グループによると、エチゼンクラゲを刻んで遠心分離器にかけるだけで取り出すことができ、約10匹(3トン)から1キロの粉末のムチンが採れる。既に、食品会社と協力し、埼玉県内の工場で1日1トン程度を処理する試験を始めている。理研の丑田(うしだ)公規ユニットリーダーは「処理にも役立つ一石二鳥の効果をもたらす可能性があり、実用化を急ぎたい」と話している。(一部引用)

近年漁業関係者の頭を悩ませ続けていたエチゼンクラゲに新たな活用法が見つかり、問題解決の糸口になりそうな気配だ。大量発生したものの食料品としても微妙と言われていただけに、この医薬品としての利用が漁業被害への根本的対策になることが望まれる。

これらの発見も関係者一同のたゆまぬ努力の成果といえるのだろう。エチゼンクラゲが大量発生した根本的原因の解決にはならないだろうが、それでも地元の漁業関係者は生きてゆかねばならない。明るいニュースと言うのは見る視点によってもその本質を変えていくものなのかもしれない。

ソース元URL
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/news/20070602ddm041040141000c.html


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posted by 八雲 at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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