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2007年06月06日

自殺をなくしたい。思いを込められた映画「ブリッジ」

自殺の名所として世界でも有名なゴールデン・ゲート・ブリッジ。アメリカ、サンフランシスコの象徴でもあるこの橋では1937年の開通以来、実に1,300人以上もの人が命を落としている。こうした問題についてニューヨーカー誌に掲載された「ジャンパーズ(飛び降りる人)」という記事を読んだ『救命士』や『アンジェラの灰』などを手がけたプロデューサー、エリック・スティールが「この問題を黙殺することは何の解決にもならない」と製作したのがドキュメンタリー作品『ブリッジ』である。

映画プロデューサーであったエリック・スティールが、本作の製作を決めた理由は「ジャンパーズ」の記事だけではなかった。
「弟を癌で亡くして、その直後に妹も亡くなったんです。それがきっかけで、一時期大きな絶望に襲われました。そのときに一瞬、自殺を考えたりもしたんです。今は、その(自殺という)考えが頭の中に残らなくて良かったと思っています。でも同時に、それが常に頭のどこかにあり、死にたい、自殺したいという方がいることも知っています。自殺したいと思う人々というのは自分からそう遠くない、彼らのいる世界は私自身の世界と異質なものではないという感覚が自分の中にあったんです。非常に扱いにくく難しい問題ですよね。こうしたものを題材にすることを不可能だと思うか、反対にエキサイティングなチャレンジとしてとるか…。多分、僕にとっては、大いに受けて立つ価値のあるチャレンジだったからじゃないでしょうか。自殺に関して、今まで人が見たことがない側面を描く良いきっかけ、機会になるんじゃないか、そういう思いに駆られて全てが始まったんです」。
(一部引用)

少々長くなるので割愛し、この映画の内容を簡単に纏めておこう。この映画はドキュメンタリーであり、自殺の名所ゴールデンゲートブリッジを定点観測で撮影し続け、そこで飛び降りようとする人、それをやめる人、思い直した人、実際に飛び降りてしまった人などの映像を納めている。それに加え、実際にそうしてなくなった人の親類や友人へのインタビューが収められている。

この映画が訴えたいものを確かにしているのは、恐らく取材対象が自殺未遂の人や実際に自殺に至る過程の分析ではなく、残された人へのインタビューであると言う事だろう。死は断絶であり後に本人には何も残りはしない。後は残された人の悲しみだけだということを明らかにしていくのだろう。

様々なアプローチが存在する中、これも確かな一つの方法論なのかもしれない。

ソース元URL
http://cinemacafe.net/news/cgi/interview/2007/06/1970/index.html


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posted by 八雲 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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